旅行代金を支払った後にその会社が倒産したとき

新しい会社が毎日のようにできます。それと同時に消えていく会社もあります。自主的に廃業されるようなところもあれば、支払いなどが滞ることによって営業を停止せざるを得なくなるところもあります。そうなるとその会社に対して債権を有する会社としてはそれを取り戻せるかどうかになります。全額受けることは難しく、法律的な手続きに準じるしかありません。場合によっては連鎖的にどんどんそのような会社が増えていくこともあります。
会社間同士だけでなく、会社と消費者との間で起こることもあります。あるサービスの提供を受けようとその会社にお金を振り込みました。後はそのサービスを利用するだけになったとき、その会社が存続できなくなったのです。慌てて振り込んだお金などについて確認しようとしたのですが連絡が取れません。金額によっては困るでしょう。旅行会社においてこのようなことが発生する可能性があります。世界一周などだと1千万円ぐらいするものもあります。
このようなことに備えて、弁済業務保証制度があります。その会社がこの制度に加入している場合、一定の範囲で弁済が受けられるようになっています。その会社との連絡がとれなくなっても、制度を管理するところに確認をすればいいでしょう。そうするとどの会社のものについては行うことができるなどのことがわかります。会社の登録種別によって弁済の上限金額が決められています。第一種は数千万を弁済してくれますが、第三種は数百万です。
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